ご挨拶

私達の（株）本牧館は、1948年『あをき菓子店』として創業を始めてから76年の時を歩んでまいりました。

目覚ましく変化する時代の流れの中、本牧館も日々、進化していかなければなりません。
その中で私達サービス業に従事する者にとって一つだけ変化しないものがあります。
それは『お客様の満足』なしには、継続も繁栄もあり得ないという事実です。

お客様に満足して頂く為に、何をしたら良いのか？
それは仲間である社員と知恵を出し合い、お客様からの声に耳を傾け、それを改善の糧にすることだと思っています。

朝から多くのお客様が焼きたてパンを求めて並んでいただくベーカリー『本牧館』。
店内には常時100種類以上のパンが並ぶ中、昔から変わらぬ一番人気は、はちみつを独自配合した、ほのかな甘みが人気の秘密となっている高級食パン『スペシャルブレッド』です。

私は、この本牧館の代表取締役を2013年から務めさせていただいています。
中区千代崎町に生まれ育ち、山手のトンネルの向こう側には、ほとんど出ないほどの大の本牧好き。
高校卒業後は父が本郷町で営んでいた青果店を継ぎました。
市場で揉まれたからか、思い立ったら、すぐ行動の猪突猛進型の性格。
その後、叔父が経営していた『本牧館』に転職。野菜からパンの世界に飛び込びました。

本牧館に入って20年。社長を引き受けた時も大きな決断でしたが野菜もパンも生鮮食品。
味はもちろんですが青果店経営の経験から、鮮度、パンで言えば、いかに美味しい焼きたての状態で、お客様に届けられるか、そこがこだわり。

そして自他ともに認める大の『お祭り好き』。
毎年、本牧神社の神事『お馬流し』の時期が近づくと体が疼きだします。
今、志すのは『本牧の再興』。
昔は『本牧』というと一つのステータスだったからです。

これまで長年、地元のお客様に支えてもらってきた本牧の名を掲げる店として、今後は地域に積極的に貢献していきたいと思っております。